なまけ美容入門―「科学的な分析」でムダを省いたキレイの魔法
「ずぼら美肌」となんだか良く似てますね~
「なまけ美容」ですって!
著者は、170種類のお化粧品を開発し
10万種類以上のコスメを評価した元化粧品開発者。
美容家でも皮膚科医でもなく、開発者の目から見た
正しいコスメの選び方・使い方の本。
ちょっと珍しいでしょ?読書メモです。
なまけ美容ってなんぞや
合理的・科学的観点から
出来るだけ手を掛けないで、むしろ手を抜いて
キレイになりませう、という美容法。
コスメの一般常識って、ヘンな事多いですもんね(ーー;
あれもこれも使わせたい、化粧品会社の意図とは離れ
ちゃんと客観的でまともーなお話で、安心して読めました。
下記は一例。
・パックは最短1分でいい
・種類別名称にはあまり意味は無い
・アレルギー肌の人こそ怠けるべし。荒れてる時はワセリンでOK
・ジェルネイルのUVライトは手が老ける
・医薬部外品は化粧品より効果が高いとは限らない
・酵素ドリンクの効果はポリフェノールのみ
・オーガニック=無農薬ではないし、肌に優しい訳でもない
・パラベンやシリコンは悪者ではない
・ピーリングは月一回程度で充分
酵素が死活してる酵素ドリンクの話や
原料が1つしかオーガニックじゃない
「なんちゃってオーガニックコスメ」の話など、かなり頷きながら読んでました。
目からウロコの人は多いかも。そういう話が良くまとまってる感じ。
表紙はマンガで、中もイラスト満載で読みやすいけど
内容は至極マジメです。
「ん?」と思ったところ
「フェノキシエタノールはパラベンより量が必要」とありましたが
でも確か、最近は少量処方も可能になったんじゃなかったっけ・・
あと、元大手化粧品会社の方なので、当然
「防腐剤は必要だから入れている、それ程気にする事はない」
というスタンス。ごもっともなんですけどね。
防腐剤が、常在菌に与える影響については
記述もないし、あんまり意識されてないのかなあ、と。
「手作りコスメも、好きならいいけど
コスメ作りはプロに任せたら?」という感じでした^ ^;
プロジェリン他おすすめ最新成分
個人的には、オススメ最新成分一覧が、興味深かったです。
シミ・シワ・たるみ等に、それぞれ成分が紹介されてました。
老化によるシミ・・エナジーシグナルAMP、カモミラET
たるみ毛穴、老化ジワ・・レチノール、アビシン
垂れジワ・・3EGF(EGF、FGF、IGF)
表情ジワ・・シンエイク(蛇毒に似た合成ペプチド)いわゆる「塗るボトックス」
たるみクマ・・・アルダバイン
血行不良クマ・・ゴールデンカモミール
他にも色々な未知の成分の名前が出てきましたが
著者が今一番気になるのは、ドイツの「プロジェリン」という
タレじわに効くペプチド原料とのことでした。来年あたり出てきそうです。
コスメコンシェルジュという資格があるらしい
関係ないけど、著者の小西さやかさん、
どうやら高校の、数年後輩らしかった@@;ビックリ
そうそう、
「日本化粧品検定協会」を立ち上げられて
この秋、第1回検定なんだとか。資格名が「コスメコンシェルジュ」
その検定用教科書が最近出たそうです。
これもちょっと読んでみたい。
コメント
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キレイな方ですね~。
説得力ありそう・・・。
コスメコンシェルジュのほうも気になります。
心姫さん♪
ねー
ホリプロでタレント登録されてるみたい。
コスメコンシェルジュ本、次本屋行ったら見てみますね^^
web上で見た例題は、ちょっと簡単過ぎかなあ?という印象でしたが・・