漢方で女性ホルモンを増やす?「40歳から女性ホルモンを増やして若返る本」
「40歳から女性ホルモンを増やして若返る本」って
あまりにも、そのまんまなタイトルのこの本^^;
図書館で聞くと、結構な予約待ちでした。みんな気になるのね・・
アラフォーでめまいやホットフラッシュって
久しぶりに会った、ちょい年上の友人が
「最近めまいがひどくてさー」とか
「急にのぼせるんだよねー」とか言うのを聞いて
ん?それはひょっとして
更年期の始まりなのか?なんて思いましてですね。
女性ホルモンのバランスが崩れると
肌の調子が悪くなるのみならず
様々な病気を引き起こすのは御存知の通り。
そもそも女性ホルモンとはなんぞや
なんとなーく知ってるつもり?の女性ホルモン。
ここで一度、復習をば。
女性ホルモンは次の2つ。共に、卵巣から分泌されます。
「エストロゲン」と「プロゲステロン」は交互に分泌されます。
生理後、肌の調子が良い時期は、このエストロゲン優位のおかげ。
排卵後、不調が出やすい時期は、プロゲステロン優位の為。
エストロゲンはいわゆる「美肌ホルモン」と言われており
美しい髪、肌、ハツラツとした気持ちなどに繋がります。
ホルモンが男性を呼んでいる訳ですねー
一方、プロゲステロンは、別に体調を悪くさせようとしている訳ではなく^^;
妊娠していた場合に備えて、赤ちゃんを守ろうと、分泌されているんですね。
ただその代わりに、ダルさや肩こり、むくみ、精神的不安などが出てしまうことも・・
この2つのホルモンの絶妙なバランスで
女性の一生は決まると言っても過言ではありません。
40歳を過ぎ、閉経数年前になると、この女性ホルモンのバランスが崩れやすく
いわゆる「更年期」という時期が始まり、ひどい時には「更年期障害」と呼ばれる症状が出たりします。
女性ならば、全く人事ではない「更年期」
養生と、漢方と、ホルモン補充療法
ただ、全ての女性に更年期の症状が出る訳ではなく
女性ホルモンのバランスを上手に取りながら、閉経を迎えられて
「更年期?無かったよー」という方も。(うちのブロ友さんにもいらっしゃいます)
一方、ホルモンバランスの乱れから
女性特有のガンが発生することもあるようです。
日本女性の平均閉経はだいたい50歳。
閉経すると、女性ホルモンの分泌が止まり
肌ツヤが無くなり、髪や粘膜の乾燥が起こるそうです。
それまで、女性ホルモンに守ってもらっていた分を
今度は自分で守る必要があります。
この本では、以下の3点について説明がありました
自分でできる「養生」(食べ物・睡眠・運動・リラックス)
女性ホルモンのすき間をうめる「漢方薬」
不足咲いた女性ホルモンを補う「女性ホルモン補充療法」
「漢方薬で女性ホルモンを増やす」という具体例
◆ホットフラッシュ◆
加味逍遥散(かみしょうようさん)・・体力がなく虚弱な人向け
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)・・中程度以上の体力がある人向け
黄連解毒湯(おうれんげどくとう)・・のぼせ、ほてり、神経が高ぶる不眠
温清飲(うんせいいん)・・肌の乾燥、イライラを伴うホットフラッシュに
◆だるさ◆
補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)
人参養栄湯(にんじんようえいとう)
清暑益気湯(せいしょえっきとう)・・・夏の暑さ負けに
◆頭痛◆
五苓散(ごれいさん)・・・むくみが出やすい体質の人
釣藤散(ちょうとうさん)・・高血圧気味の人で、体力が中程度以上
七物降下湯(しちもつこうかとう)・・高血圧で、体力が弱ってる人
黄連解毒湯(おうれんげどくとう)・・・顔のほてりや
警視人参湯(けいしにんじんとう)・・冷えや下痢を起こしやすい人
呉茱萸湯(ごしゅゆとう)・・・片頭痛
・・・少し抜粋してみましたが、沢山あるんですねー@@;
気になる方は、試してみられることも一つ。
できれば、漢方にお詳しいお医者さんにて処方してもらうのが一番かと思います。
女性ホルモン充填療法は、女性特有のガンの進行を
早めるというリスクもあるらしいので(!)
メリット・デメリットを見極めて取り組まれて下さいね。
自分に何が起こるのか、自分で何が出来るのか。
あらかじめ知っておくことで、いざという時に
うろたえず対応出来れば・・と思います。
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