美人に化粧水はいらない

化粧水いらない表

もしかすると、多くの日本女性にとって
受け入れ難いお話かも知れません^ ^;

ご存知、皮膚科医・吉木伸子センセイによる
身も蓋もない「化粧水不要論」。いや~面白かった!

「エー!化粧水だけは手放せないわ(ーー;」という方も
まあまあそう言わずに。騙されたと思って読んで見て下さいな。

化粧水の重ねづけはむしろ有害?

メイクはせずとも、基礎化粧品を付けないという人は殆どいません。
特に、化粧水だけは念入りに重ねづけしてるという方。いますね。

でも化粧水は、ほぼ水なので
いくら保湿成分が入っていても、最終的に蒸発してしまい
それと同時に、肌の内部の水分も蒸発させてしまうとのこと。

化粧水が、乾燥を引き起こす「呼び水」になってしまっているんですね。

これは、宇津木本(肌の悩みが消えるたった1つの方法)でも取りざたされてましたが
要は、「肌には水は留まらない、付けた分だけかえって乾燥する」という。

保湿目的では「化粧水は無用」という説です。

化粧水は本来「肌に入ってはイケナイ」

化粧水いらない裏

そもそも、肌の角質内にて水分を保持する作用があるのは
「セラミド」「NMF(天然保湿因子)」「皮脂」の3つ。
そのうち、セラミドが8割の役割を占めているそうです。

セラミドやNMFが存在する角質の「ラメラ構造」は
レンガモルタルのように、交互に積み上がっていて
異物をシャットアウトしつつ、逆に水分の蒸発を防いでいます。

そもそも異物である化粧水が「浸透する」肌って
その時点でオカシイんですよね。表皮バリアが崩れてる訳で。

これまでの主なスキンケア商品は
中へ美容成分を入れたいが為に、まず界面活性剤でバリアを崩すという
肌にとっては甚だ迷惑なことを、当然の様に行っていたと言えます。

水+油=保湿はウソ。保湿したくばセラミドを

吉木先生の本を読むと、必ず出るのが
この「セラミド美容液で保湿」というくだり。

水を与えても、保湿になりません。
保湿したければ、セラミドを与えなさい。
それも、セラミド2かセラミド3が良い、と。

水分+油分で蓋=保湿?!という図式は
もはや過去の常識になりつつあります。

(参考:旧ずぼら美肌
  「水分+油分=保湿はウソ?!~エトヴォススキンケア講座」)

皮脂は老化の原因?常在菌のご飯は・・

で、吉木先生は
「クレンジングは、界面活性剤がセラミドを流すので使わない。
使っても短時間で」と言い、石けん洗顔を朝晩推奨されています。

その理由が「皮脂は毛穴や老化の原因になるから」というもの。

確かに、皮脂の過剰分泌が引き金で毛穴が作られたり
シワ・劣化に繋がったりする理屈は分かります。

でも、アラフォー過ぎても
石けん洗顔を朝晩って@@;スゴイな・・

「取れた潤いは、その分セラミド美容液を付けたらいいから」と仰るんですが
吉木先生には、皮膚常在菌の働きは、全く眼中にないようです。

美肌菌と言われる、表皮ブドウ球菌の「エサ」にもなる皮脂を
全面的に「悪だ!」と言われるのは、個人的に釈然としませんでした(ーー;

じゃあなんで化粧水を売ってるの?

・・という素朴なギモンが出ますわね。

私が以前どこかで読んだ話では
ヨーロッパなど、お水が硬水の地域で
洗顔後のpH値を整える為に使ったのが、そもそもの目的だったとか。

今ある化粧水のほとんどは、単に
「しっとりと潤った気分」を味わう為の、メンタルのものでしかない、と
取り付く島もなくぶった切っておられます。うわー^^;

別に、悪くもないけど
特に必要性のある物ではない、という。

ただ、くすみ・しわ・シミの改善に繋がる
「ビタミンC誘導体」を肌に与えたい場合は
ビタミンCが水溶性なので、化粧水を使うのは仕方がないし理にかなっている、とのこと。

ただ、ビタミンCにも色々ありまして。
吉木センセイお勧めは肌への効果が高い「リン酸型」

リン酸アスコルビルMg
アスクルビン酸リン酸Na
パルミチン酸アスコルビルリン酸Na

・・個人的に使って、お勧めだったのは
水溶性でもあり油溶性でもあるAPPS
(アプレシエ=パルミチン酸アスコルビルリン酸)の「プリモディーネ」
でした。

吉木センセイ名語録

私たちが化粧水などいろいろなものを「入れよう」としている角層は、ものを「入れない」ために存在するという皮肉な現実があります

愛してやまなかった化粧水を「本当は必要ないのかも」と気づいたときが、真のスキンケアの始まりです

きのみい的雑感

まあね。

これを読んで、化粧水や~めた!って人も出るでしょう。
逆に、「そんなこと言われても、ムリ!手放せない!」って人も。

同じ皮膚科のお医者様でも
「化粧水だけは付けておいてね」という方もいれば、この本の様に
「化粧水は要りません!」と断言する方もおられます。

要は、何をもって、判断するか。

誰かを信奉するのも良し。
どこかのメーカーを信頼するのも良し。

でも、最後はぜひ
ご自身の直感と肌に、相談されて下さいね^ ^

この記事が、あなたのこれからのスキンケアの
判断材料の1つになりますように!

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