漢方ってホントに副作用少ない?残留農薬の問題は?
「女性ホルモンの分泌低下を、漢方で補う」という内容の本を読んで
書いた記事が、意外に読まれててビックリしたきのみいです。みんな通だなあ。。
漢方には憧れがあります。
対処療法が好きじゃなくて、ツボにお灸とか、東洋医学的なのが好きなので。
でも。
効き目が緩やかな分、副作用も少ないって、ホントかな?
中国産の生薬だったら、残留農薬の害って存在したりするんでは?
・・・と、ふと思いました。
同じこと考えてる人、沢山いらっしゃいました。最近の調査結果も。
「漢方といえば葛根湯」レベルの知識しかありません
漢方って、私は葛根湯とかヨクイニン(はと麦)くらいしか馴染みが無いんですが
他に薬を飲まないから、頼りにしてるっちゃ頼りにしてるんです。特に葛根湯。
ちょっと寒気するなーとか
ちょっと頭イタイなーとか、そんな時ね。体温上げて免疫力もアップして頂いてるつもり。
でも、例えばヨクイニンは「イボや肌荒れに良い」らしいけど
美容法として、ヨクイニンを常飲するのはオススメされないでしょ?
どうやって考えて飲んだらいいのだろう。
やっぱり重い副作用もあるのかなぁ。それとも添加物の問題とか・・・と思ってたら
こんな記事が目に止まりました。
漢方薬サンプルの70%?97%?!・・・とにかく多い残留農薬
>>報告書:中国9大漢方薬ブランドの商品をサンプル検査、70%超で農薬残留―中国
>>海外で販売の中国産漢方薬材、97%に残留農薬=WHOが猛毒に指定する薬品も―中国紙(Yahoo News)
・・・確かに中国では、オーガニックの野菜を作らせようとしても
「なんで大変なのに、便利な農薬使ったらダメなのか?」って質問攻めになって
オーガニックという概念を一向に理解して貰えない・・・って話を聞いた事があります。さもありなん。
日本で使われてる生薬も、元はと言えば中国産がほとんどなのでは?
漢方大手メーカーの、ツムラのサイトをのぞいてみました。
ふむ。結構しっかり検査されてるってことでしょうか。。
あと、医療関係者の個人サイトにこんなことが。
・・・農薬が揮発性であることから、含量が百分の1以下になります。ただ、含量が微量でも漢方薬は長期に渡って同じ方剤を服用します。農薬の多くは有機ハロゲン化合物で、重金属と違い排泄されません。脂肪組織にとけ込んで蓄積されてしまうはずです。それはPCBで汚染されたたカネミ油事件で証明済みです。(中略)エキス顆粒剤については、これまで噴霧乾燥の工程で、揮発性成分や熱に不安定な成分が蒸散か、分解されてしまうので・・・
(「漢方薬と残留農薬」より ※2015年現在削除)
・・・そうなの?@@;
だから、エキス顆粒剤の方が、農薬の影響が少ないという意見。
煎じるなら、国産原料の生薬を選び(ただし国産でも農薬ビシバシの場合有)
そうでないならエキス顆粒剤を選ぶのが無難なのかな。
漢方の副作用
一方、こんな記事もありました。今度は、漢方の副作用について。
>>知っておきたい漢方薬の副作用より
肺の支持組織が炎症を起こす。進行すると肺が破れて呼吸困難や呼吸不全となり、心不全を発症して死に至るケースもある。黄芩(おうごん)、柴胡、半夏などを含む漢方薬(小柴胡湯、柴朴湯など)によって引き起こされるという報告がある。
◆肝機能障害…
肝硬変を治療中の患者や、体力が落ちている人は副作用が出やすくなる。黄芩を含む漢方薬(小柴胡湯など)によって起こった例がある。
◆低カリウム血症…
血液中のカリウム濃度が低下し、高血圧、浮腫、筋力低下、神経機能の低下といった症状を引き起こす。甘草を含む漢方薬(芍薬甘草湯、小青竜湯など)によって発症しやすい。
甘草による低カリウム血症・・・いわゆる「偽性アルドステロン症」。
甘草の成分(=グリチルリチン酸ジカリウム)って、結構身の回りの化粧品や
抗炎症の軟膏に入ってるんですけど、結構有名な副作用があるみたいです。ほほう。
>>百薬一話 『第237話』 漢方にも副作用、長期連用は注意より
小柴胡湯と似通った処方の漢方薬では柴朴湯(サイボクトウ)、柴苓湯(サイレイトウ)、柴陥湯(サイカントウ)、柴胡桂枝湯(サイコケイシトウ)があり、これらにも十分な注意が必要だ
>>安全神話が崩れた漢方エキス顆粒剤!より
・・柴胡でアレルギー性の肝障害が、甘草で偽アルドステロン症が、ベルベリン含有生薬(※注:黄柏、黄蓮など)で変異原性(発がん性)が、人参に血圧上昇作用のあることが知られており・・(後略)
おおお、オウレンもですか。というか
え、人参って、私たちが普段いつも食べてる人参?違うよね、朝鮮人参?!(※やっぱり朝鮮人参の事でした)
薬というのは悉く毒である?
・・・私は漢方について全くのドシロウトなので、とにかく???(はてなマーク)だらけですが
お薬のはずが有毒物質カラダに入れてたら、本末転倒ですもんね。
(ウチは、「何を入れるかより、何を入れないか」がモットーです!)
今までの「自然の生薬だから、カラダにも優しい」というイメージで、
気楽に長期使用するべきではなさそうだ、という事だけはなんとなくわかりました。
徳川末期の漢方医の大家、杉田玄白が言ったとされる言葉
を覚えておきたいなと思います。
以上、覚え書きメモでしたm(_ _)m
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
私の漢方薬のイメージって、
いわゆる副作用が、思わぬとこに効いちゃった、
的なもんかと。
たとえば、ある病気を治すために漢方を飲んでたら、
他の不調の箇所が治っちゃった、みたいな。
だから、私が鼻炎を治したい、って思ってそのための漢方を飲んでも、
それは直接効かないんじゃないかな、なんて。
そう思うと、何飲んでいいのかわからんくなっちゃいますよね。
前に娘が吐いてて病院へ行ったら、
吐き気止めの漢方薬を飲まされたんだけど、
その薬の臭いがダメだったみたいで、さらに吐きました。
漢方って難しいです・・・。
♪心姫さん♪
そかー漢方に馴染みがあるんだったね
「思わぬとこに効いちゃった」てのがww
合うと、すごく効き目がある、って話も聞くけど
合うのに出会うまでが、難ありなのかしらん。
>吐き気止めの漢方薬を飲まされたんだけど
思ったんだけど、ニオイ以前に
吐いてる時は何飲んでもアカンかも(ーー;
どうしても吐き気止めを服用させたい場合は、座薬だな。
私は、吐き気があるときは、出来るだけとことん吐かせる派なので
座薬も滅多に使わないんだけどね^ ^;
話ずれた・・漢方は当たると良いけど
そうでもない場合はひょんなとこにズレて効く(?)、てなところかなー