硝酸塩は本当に危険か~崩れた有害仮説と真実~

近頃、このツイートを
何度も目にしました。

少し前の私なら
「おお、そうなのか!」と
ただ思ってたかも知れません。
(ペットボトルのお水は滅多に買わないけど)

でも今回は、ちょっと違和感を感じたので、覚え書きφ(..)

ハムやウインナの添加物で危険視されてます

ハムサラダ

まず、硝酸性窒素自体には
発がん性はありません。

確かに、アミン類と反応して
体内でニトロソアミン類に変わった場合には
発がん性が懸念されるらしいのですが・・

私も以前、良く分からないなりに
硝酸塩について書いた事があります。

>>「「何を入れるか」ではなく「何を入れないか」という選択」

さて、先ほどのツイート画像。

写真内の数値が読みづらかったので
元データを探したところ、ここみたい。

>>特集◆硝酸態窒素の水汚染(2007年4月現在)

2007年4月現在って、
8年前のが、今頃?!

今の商品も同じかどうかは
改めて調べて見ない限り、わかりません。。

硝酸塩と発ガン性の関連は間違い?

硝酸塩

実は硝酸塩、
体内でも生成されてるらしいんですよ。

それを知ったのがこちら。

>>「硝酸塩は本当に危険か

唾液中には硝酸塩の分泌があるが、これが口内微生物(歯の隙間や舌に生息)の作用で
亜硝酸塩になり、殺菌力を発揮するために、動物の母親が子どもをなめたときに殺菌効果が現れる

なんと、硝酸塩は唾液に含まれてるとな!?

胃がんとの関連について、最近では硝酸塩に寄る抑制作用に興味がもたれている
(中略)
亜硝酸塩は胃ガンを抑制する可能性があることを示している

発がんどころか、抑制する立場とか・・?

かと言って、大量の硝酸塩はやっぱり要らない

硝酸塩裏

ただ、この本は
肥料をバシバシ使いたい、農家さん寄りの立ち位置なのか
タイトルの副題からして恣意的な感じ。

国際的コンセンサスを待つべきだ

 リロンデル親子の原著のタイトルを直訳すると,「硝酸塩と人間〜有毒,無毒それとも有益なのか」なのだが,訳本では副題が「崩れた有害仮説と真実」され,有害説が完全に崩れて,硝酸の毒性は全く問題にならないとの印象を与える。

肥料関係者のなかには「季刊肥料」の記事や訳本を読んで,飲料水や野菜の硝酸が有害だとの説は誤っていたとの見解に立って,施肥をむやみに減らす必要はないと主張する方もおられる。

(中略)

しかし,専門家の間でまだ論争があり,国際機関で決着のついていない段階で,硝酸が無毒で,むしろ有益で,現在の規制は虚構であるとまで言い切るのは問題である。

(西尾道徳の環境保全型農業レポート「No.73 硝酸は人間に有毒ではない!?」より)

私自身、良くわからないながら
ざっとこの本を読んでも
「硝酸塩はそんなに悪く無いから
沢山とっても大丈夫!」とは思えませんでした。

むしろ、体内で生成される分以上に
摂取する必要はないし、摂取したくないなーと。

だって何千何万ppmのお野菜とか、イヤですよやっぱり(ーー;

でも、ボツリヌス菌対策として等、
最低限の「必要悪」としての硝酸塩については

あまり神経質になることも無いかな、、、と
思えるようになりました。

ただし、出来るだけ
ビタミンCと共に摂取することですかね^ ^

(追記:乳児のメトヘモグロビン血症など
リスクはこの限りではありません。色々不明確。)

硝酸塩は本当に危険か―崩れた有害仮説と真実 (自然と科学技術シリーズ)

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コメント

  1. 昔流行った本ありましたよね、
    買ってはいけない、でしたっけ?
    こういうこと言い出すと、
    気にする人だったら、何も食べれなくなるかも、
    って思ってしまいます。
    ペットボトルの水がダメだからって、
    大阪とかで水道水を飲む気にはなれないわけで・・・。
    (名古屋はどうかな?静岡は水道水が冷たくておいしい)

      • きのみい
      • 2014年 4月 13日

      心姫さん♪

      否定の断定は、すごくエネルギーが強いんですよね。
      私も情報がとても少なかった頃は
      恐怖心からの拒絶っていうのが多かったのですが

      最近、これでも
      ずいぶん中庸になってきてるかも・・

      ツイッターとか、両極端の意見を
      同等に目にすることが出来る
      便利な世の中になりましたしね。

      「物事の両端を見て、結局は自分の好きな所をチョイスする」
      という感じで
      人生渡って行きたいと思います^ ^

      静岡のお水は美味しいのね@@

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